高齢者に配慮して安全性を高めるポイントは?

  1. トイレの扉は引き戸か外開きにする
  2. ドアのノブは扱いやすいレバー式ハンドルにする
  3. 階段は、可能なら広く緩やかで踊り場付きの曲り階段がよい
  4. わずかな段差がつまずきやすい。段差を無くして平らに
  5. 浴槽の形は和洋折衷型のもので、半埋め込み式がよい
  6. 階段の照明は、踏み面を集中的に照らす足元灯を併用する
  7. 玄関や廊下、浴室、トイレ、階段に手すりをつける
  8. 車イスで廊下や出入り口を通るには、1m以上の幅が必要
  9. 床材選びは慎重に。滑りにくい材料がよい

以上のようなポイントがあります。

増築で家を広くしたいのですが、どこまでできますか?

増築する部屋の使用目的はもちろん、外観もよく考慮することが必要です。

一階部分に既存の屋根の下に差しかけての増築が費用的には安くすみますが、天井が低くなったり、見かけも良くありません。
逆に、一部を解体して既存の部分を広くする場合や平屋に2階を増築する場合などは費用も工期もかかります。
また、建築基準法で規制を受けたり、確認申請が必要な場合もありますので住宅の地域の指定など事前に確認しておくと良いでしょう。

だいたいの目安として、築後何年くらいでリフォームや機器の取替は必要ですか?

内装、外部、住宅設備機器等また、使用材料によっても異なります。
以下、大まかな目安をお答えします。

  • キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの住宅設備機器
    15年~20年ごと。
    給排水管、ガス管などもチェックしてあわせて取り替えられるといいでしょう。
  • 外壁の塗替え(吹付けタイル工法)
    約10年ごと。
    現在は、高耐久性の塗料や上から重ね貼りできるサイディング等、種類も豊富です。
    耐久性や予算を考慮して検討されるといいでしょう。
  • 屋根の塗替え(葺き替え)
    10年~15年ごと。※材料により異なります。
    屋根の場合は、割れの補修や樋の取り替えなども必要です。また、重ね葺きできる
    高耐久の金属屋根材などもおすすめします。

古い木造住宅、建て替えとリフォームではどちらがいい?

全面改修で新築より高額になる場合や、かなり老朽化が進み、地盤や土台、柱に問題がある場合などは、建て替えをおすすめします。

ただし、建て替えとなると取り壊し費、2度の引越し費用や仮住まい費用など、余分に資金が必要です。
予算に限りがある場合、急を要する場合はリフォームを。
また、建物が敷地ぎりぎりに建っている場合など、建築基準法が建築当時と異なっていると規制を受けて建て替えると今より小さい家屋になるときもリフォームをおすすめします。

リフォームの工事は何日くらいかかるの?

工事にかかる日数は、リフォーム内容や建物の状況によって違ってくる為、一概には言えません。あえて目安をあげるとすると、内装工事では一週間、ユニットバスの交換は2日、システムキッチンの交換は4~5日、内装工事と水廻りの設備の交換などの全面改装で約1ヵ月、間取り変更も含む全面改装なら約2ヶ月位です。(マンションの目安)
一戸建ての場合では、骨組だけを残しての全面改修は新築よりもやや短い位の工期がかかります。工程が複雑で職種が多いと長くかかります。
また、マンション、一戸建ていずれも解体してみて問題が見つかることもあり、補修などの為に予定よりも工期がかかることもあります。

住みながらでも工事できますか?

一戸建てでもマンションでも住みながらで大丈夫です。大がかりなリフォームの場合でも、部屋毎や1、2階に分けて工事したりできます。
ただし、水廻り等の工事では、数日間キッチンやお風呂が使えなかったりの不便な面はでてきますので、考慮しておく必要はあります。

リフォーム会社に相談したり見積りを取ったりしたいけど、その後しつこく営業してきませんか?

会社により差はありますが、良心的な会社であれば頻繁に電話したり、直接訪問したりすることはあまりないと言えます。
リフォームの場合は、個々の住まいの状況を実際に見て確認しないと正確な金額が出ないケースが多いですし、いい提案やプランもできません。見積り後に断っても構わないのですから、積極的に御相談なさってください。

満足いくリフォームをするポイントは?

現在の住まいへの不満を書いてチェックシートをつくるのをおすすめします。
漠然としたものが整理されて、リフォームする箇所の優先順位や配分も決めやすくなります。
また、リフォーム雑誌や本で情報を収集して、イメージを伝えやすい写真などがあれば切りとるなどして打合せに活用してください。
住宅設備機器などの取替の場合は、ショールームに行って実際の使い勝手や、寸法をチェックするのも失敗しない為のポイントです。

少しでも有利な返済方法は?

ローンを組むに際し、まず返済方法の基本を知ることです。
リフォームローンの返済期間は様々です。
返済方法も、ボーナス払いを含めるか含めないかで毎月の返済額は変わりますが、問題は返済能力を考える事です。返済方法には、元金均等返済と元利均等返済の2通りがあります。
元金均等返済では、毎月返済する元金が一定で、金利はその時点の返済残額にかかります。
ですから、返済当初は返済額がかなり多く、必要月収も多くないと大変ですが返済額は次第に少なくなります。これに対して、元利均等返済は、毎月の返済額が一定で、当初の返済は容易ですが、金利部分を先に払うシステムの為借入残高は思ったより減りません。
民間のリフォームローンは、固定金利と変動金利の2通りの金利設定を選べるのが普通です。
固定金利は借入時の金利が最後まで続く金利で、変動金利は返済途中で金利が変化するものです。
金利が低い水準のとき、変動金利は固定金利より低く、逆に金利水準が高い時、変動金利は固定金利より高いのが一般的です。

住宅金融公庫から借りれる最高限度額は?

融資額は工事費の80%以内で、全額は借りられません。
バリアフリーなどを除く一般リフォームローンの場合、限度額にあたる「基本融資額」は530万円(修繕や模様替えなどは240万円)です。これに、「特別加算額」200万円、住宅積立郵便貯金をしていると「郵貯加算額」100万円が上乗せできます。